鹿の子(かのこ)

鹿の子(かのこ)は、江戸時代に作られた比較的新しい和菓子だそうです。
餅に餡をきせてその周りに蜜潰けした金時豆を鹿の子まだらに付けた餅菓子を「鹿の子」と名付けて、売り出したのが始まりだとされています。
餅を利用していることから、餅菓子の一種とも言えるでしょう。
鹿の子餅も、時代の流れとともに進化し、土地柄によってその種類は多くあります。
京に紅餡をきせて蜜漬隠元を付けた京鹿の子、銀出しの大角豆をつけた江戸の鹿の子が有名となっています。
鹿の子どもの背に現れる斑点模様になぞらえたスタンダードな和菓子が鹿の子です。
鹿の子と言いますと、小豆が一般的なのですが、地域(土地)の食文化や和菓子職人の伝承により、さらに老舗の名物ともあいまってさまざまな種類の鹿の子が登場しています。
うぐいす(青えんどう)豆の素材の良さが感じられる生菓子、それがうぐいす鹿の子(鶯かのこ)です。
タンパク質を多く含んでいて日本人には最適な和菓子です。
和菓子業界では、昔から定番とされ、歴史の長い伝統的な和菓子が鹿の子なんだそうです。
この生菓子は、甘納豆を絡み付けた根強い人気がある純和風の和菓子と言えるでしょう。
その甘納豆は、豆から仕上げまでに1週間もかかり、熟練した職人の技術によって美味しさが引き出されています。
簡単なようで、どんな菓子より手間と技術が必要だと言われています。
口どけの良い白餡に絶妙な歯ごたえを楽しめる羊羹を包んで、うぐいす豆が付けられています。
京菓子の流れを受け継いでいる石川県、富山県には美味しい和菓子が多く存在しているそうです。
中でも、絹鹿の子は、天皇皇后両陛下に献上された銘菓として知られ、求肥でできていてその中には、白餡とほどよい甘さの大正金時が入っています。
絹のようにフワッとなめらかなお餅の感触、その後の甘い金時と白餡が絶妙なハーモニーを醸し出しています。
また、この時期の旬として、栗鹿の子は堪らない一品でしょう。
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