外郎(ういろう)

外郎(ういろう)は、蒸し菓子の一つです。ういろ、外郎餅とも呼ばれています。
名古屋市、小田原市、山口市、伊勢市、岐阜県、京都市、徳島県、中津市、神戸市長田区、宮崎市などの名物となっています。
米や蕨、また小麦粉などの粉に砂糖を加え蒸して作るのですが、主原料の粉は各地域によって違います。
小豆、抹茶などが加えられることもあります。
外郎は、同名の民間薬(外郎薬)を製造していた外郎家(小田原)の来客用菓子として伝えられていたものです。
明治以降に薬と共に販売されるようになったことから、全国に広まったと言われています。
しかし、なぜ外郎は名古屋の名物でお土産になったのでしょうか。
一説によりますと、東海道新幹線の開通した年に名古屋の名物としてお土産用に外郎を売り出したことが始まりだということです。
そこから、外郎はお土産として人気が集まり、神奈川の小田原発祥のお菓子が名古屋の名物のお菓子になったというわけですね。
ちなみに、「外郎」や「ういろう」は普通名詞であり、商標として独占的に使用することは認められていません。
外郎の歴史は古く、その起源は室町時代に遡ると考えられています。
今日では、抹茶や豆を加えたものなどが新たに登場してきましたが、おっとりとした舌ざわりと気品のある風味は、現在も西の京、山口を代表する伝統銘菓として人気を博しています。
独自の技法によって茶菓子として製造されている「ほうふ外郎」は、風味豊かな小豆味、香り高い抹茶味、そしてモダンな味わいの珈琲味の詰め合わせとなっています。
子どものおやつに、またお茶請けにお勧めする和菓子です。
そのままでも楽しめますが、冬季には袋のまま熱湯で3~5分ほど茹でますと、できたての味と同じように、美味しく食べることができるでしょう。
また、夏の場合には、一度茹でたものを冷蔵庫で冷やして頂きますと、暑気払いといにひんやりとした格別な味を楽しむことができるでしょう。
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